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工場

2025.06.17

工場におすすめの空調機(エアコン)は?必要な機能と選ぶ際の注意点を解説

  • # 暑さ・寒さ対策
  • # 省エネ・創エネ
  • # 働き方・求人対策

工場にエアコンを設置する際には、温度調整機能や湿度管理機能といった機能性のほか、設置場所や空調を管理する範囲なども事前に確認しておきましょう。本記事では機能性や確認すべきポイントのほか、エアコンのタイプ、設置手順についても解説します。

工場の空調環境は、作業の快適性や生産性に直結します。そのため、実際に選ぶ段階になると、「どんな機能が必要なのか」「何に注意すべきなのか」と迷うこともあるのではないでしょうか。

この記事では、工場へのエアコン導入を検討している方に向けて、必要な機能や選定時のチェックポイント、設置の手順を詳しく解説します。空調環境の見直しや設備更新の際に、お役立てください。

工場に設置するエアコンに必要な機能

工場における空調は、単なる温度管理だけでなく、作業環境の快適性や製品の品質維持、従業員の健康にも大きく関わる重要な設備です。ここでは、工場に求められるエアコンの主要な機能と、それぞれが必要とされる理由を解説します。

温度調節機能

工場では、温度管理が従業員の作業効率に直結します。

とくに、多くの機器が稼働する工場では、熱がこもりやすく、空調が十分に機能しにくい点が課題です。高温多湿な環境では、集中力の低下や疲労感の増加が起こりやすく、作業効率が落ちるだけでなく、事故のリスクも高まります。

また、精密機械を扱う現場や、一定の温度環境が求められる製造工場では、細かな温度管理が不可欠です。温度のわずかな変動でも製品不良や機械の誤作動につながる可能性があるため、設定温度を安定して保てる精密な制御機能が求められます。

湿度管理機能

工場では温度だけでなく、湿度の管理も重要です。高湿度な環境は不快感をもたらすだけでなく、カビや細菌の繁殖を促し、従業員の健康被害や製品の品質劣化を引き起こすおそれがあります。

とくに金属部品を多く扱う現場や、精密機器、食品を取り扱う工場では、高湿度が原因で金属の腐食や機器の誤作動、食品の腐敗といった問題が発生するリスクがあります。そのため、除湿性能が高く、設定した湿度を正確に維持できるエアコンを導入することが不可欠です。

空気清浄機能

製造工程をともなう工場では、粉塵や油煙などの微粒子が空気中に浮遊していることが少なくありません。これらの物質が従業員の呼吸器への悪影響や、製品への異物混入につながる可能性があります。そのため、作業環境の空気を清浄に保つことは、従業員の健康維持と製品の品質管理の両面で重要です。

とくに、精密機械を扱う現場では、空気中の微細なゴミやほこりが機械の誤作動や故障の原因になることもあります。高性能な空気清浄機能を備えたエアコンを導入することで、精密機器の安定稼働や長寿命化が期待できます。

フィルターの自動洗浄機能

工場で使用されるエアコンは、一般のオフィスや家庭用に比べてフィルターが短期間で汚れやすい傾向があります。とくに、粉塵や油煙の多い環境では、フィルターが目詰まりしやすく、その結果、冷暖房効率の低下や電力消費の増加を招くおそれがあります。

フィルターの自動洗浄機能が搭載されたエアコンであれば、定期的なメンテナンスの手間を省き、最適な状態での運転を維持することが可能です。

工場にエアコンを導入する前に確認すべきポイント

工場に最適なエアコンを導入するには、事前の確認が不可欠です。カタログやウェブサイトに記載された性能だけで判断せず、実際の工場環境や運用状況に基づいて検討しましょう。

ここでは、エアコン導入前に確認すべき主なポイントを解説します。

設置場所

エアコンの性能を十分に発揮させるには、設置場所の選定が重要です。エアコン本体の設置位置だけでなく、室外機・室内機、これらをつなぐ配管や電源設備のスペースが確保できるかどうかも確認しておきましょう。

とくに大型の業務用エアコンを導入する場合は、本体サイズだけでなく、搬入経路の幅やドアの開口寸法、天井高にも配慮が必要です。

空調を管理する範囲

どのエリアの空調環境を整えたいのか、対象範囲を事前に明確にしておくことが重要です。工場全体を空調管理するのか、製造ラインや倉庫、特定の精密作業をする一部エリアなど限られた場所だけを空調するのかによって、適したエアコンの種類や仕様が異なります。

また、エリアごとに温度や湿度の要件が異なる場合には、それぞれのゾーンを個別に制御できるゾーン空調方式も選択肢として検討するとよいでしょう。

工場で取り扱うもの

工場で製造・保管している製品や使用する素材によって、選ぶべきエアコンの仕様は大きく変わります。

たとえば、粉塵や油煙が多く発生する工場では、フィルターの目詰まりを防げる構造や耐油性に優れた機種が求められます。一方、食品や精密機器を扱う工場では、高い衛生管理や空気の清浄度が必要なため、空気清浄機能や湿度管理機能のあるエアコンが不可欠です。

工事期間や納期

業務用エアコンの導入には、機器の選定だけでなく設置工事も伴います。人気のモデルは翌年まで納品も待つこととなるケースもあるのに加え、設置には一定の工期が必要です。

エアコン導入の際は、工場稼働へ影響がでる可能性も踏まえて、事前にスケジュールを十分に調整しておく必要があります。早めの検討や問い合わせが必要なことも押さえておきましょう。

RENOXIAでは、工場内の作業環境を改善するための空調リノベーションに関するご相談を受け付けております。ぜひお問い合わせください。

工場に最適な空調タイプ

工場に導入するエアコンは、建物の広さや構造、空調したい範囲などによって最適なタイプが異なります。ここでは、工場でよく採用される「ダクト型」「天井吊型」「床置型」の3タイプについて、それぞれのメリットとデメリットを解説します。

ダクト型

ダクト型は、室内機を天井に埋め込み、ダクトのみが露出しているタイプです。吹き出し口の位置を自由に設置でき、1台の本体に複数の吹き出し口を設置できるため、広い空間や複数の部屋を一括で空調するのに適しています。

ただし、室内機が天井にあるため、メンテナンスには手間がかかります。粉塵や油煙が多く発生する工場では、部品交換が困難になる可能性があるため、不向きです。また、設置後の移設も容易ではありません。

天井吊型

天井吊型は、室内機を天井から吊り下げて設置するタイプです。埋め込み型に比べて設置工事が簡単で、天井に十分なスペースがない場合や、天井が高く空調効率が落ちやすい現場に向いています。

また、フィルターの清掃など日常のメンテナンスも比較的簡単です。室内機が露出しているため、高所作業車などを使用すれば日常的な手入れもしやすいでしょう。

一方で、室内機が露出しているため設置場所によっては圧迫感を与えます。また、吹き出し口の向きによっては風が局所的に強く当たり、不快に感じることもあります。

床置型

床置型は、床に設置するタイプで、設置場所の自由度が高い点が大きなメリットです。特別な工事を必要とせず、床に置くだけで設置できるため、施工の手間を抑えられます。さらに、フィルターの清掃などの日常的なメンテナンスも容易です。

とくに、天井が高い工場や倉庫では、ほかのタイプのエアコンでは冷暖房の効率が低下しやすいため、床置方が有効な選択肢となります。

一方で、床に設置スペースが必要であることや、吹き出し口から風が足元に当たりやすく、設置場所によっては寒く感じることがある点がデメリットです。

工場にエアコンを設置する際の手順

工場にエアコンを設置する際には、安全かつ確実な作業が求められます。以下では、一般的な設置工事の手順を紹介します。

現地調査

専門業者との打ち合わせを通じて、空調設備に求める条件や要望を確認しましょう。その後、業者が現地調査を実施します。

現地調査では、工場を訪問してエアコンの設置場所や搬入経路、配管ルート、電源設備などを詳しく確認します。既存エアコンの交換がある場合は、そのタイプや設置状況も調査の対象です。

調査結果に基づき、最適な機種の選定と工事計画が立てられ、見積書が提出されるケースが一般的です。

養生

工事開始前には作業中の傷や汚れを防ぐため、作業エリアの床や壁、周辺設備などを保護シートやマットで養生します。養生は作業エリアだけでなく、搬入経路や資材置き場でも行われます。

搬入や作業スペースを確保するために、工場内の設備や備品の一時移動が必要になるケースもあるため、あらかじめ確認しておきましょう。

既存機器の撤去(入れ替えの場合)

エアコンを入れ替える際は、まず古いエアコンを撤去します。室外機・室内機の撤去だけでなく、専用のフロン回収装置を用いて冷媒ガスを回収します。

古いエアコンに含まれる冷媒ガス(フロン類)の回収は「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」第27条に基づき、都道府県に登録された専門の事業者のみに許可されています。

新しいエアコンの取り付け

新しいエアコンを工場内に搬入し、室内機と室外機を所定の位置に設置します。設置時には水平を確認し、確実に固定し、その後、冷媒配管とドレン配管を接続します。接続部分から冷媒ガスが漏れないように、適切な加工と規定のトルクで締め付けることが重要です。さらに、配管には断熱材を巻き、結露を防ぎます。

エアコンの取り付けには電気配線がともなうため、有資格の作業員が安全基準にしたがって施工します。

試運転・引き渡し

設置が完了した後は、試運転を実施して、冷暖房の動作や風量、温度調整機能を確認し、異音や異臭、水漏れなどの不具合がないかを点検します。問題がなければ、設置場所を清掃し、養生を撤去します。最後に、エアコンの操作方法やメンテナンス方法、保証内容などについて説明を受けたうえで、引き渡しが完了です。

エアコンを設置する際に追加費用が発生しやすいケースとは?

工場にエアコンを設置する際、見積もりには含まれていなかった追加費用が発生し、予算をオーバーしてしまうケースがあります。

ここでは、追加費用が発生しやすい代表的なケースを紹介します。

室内機と室外機の距離が長い場合

一般的なエアコンは、室内機と室外機が比較的近い場所に設置されることを前提としています。しかし、工場では、建物の構造や設備レイアウトの都合により、室内機と室外機が大きく離れるケースも珍しくありません。このような場合、配管の延長工事が必要になり、追加費用が発生することがあります。

主な要因は、冷媒ガスやドレン排水のための配管が長くなることによる材料費の増加です。さらに、延長にともなう施工時間の増加や作業の手間も加わるため、工事費が割増になることがあります。

室外機の設置場所が高所・特殊な場合

室外機を地上ではなく、屋上や壁面などの高所に設置する場合や、クレーン車の使用が必要な狭小スペースや傾斜地などに設置する場合も、追加費用が発生することがあります。

高所での作業には足場や安全帯などの安全対策に加え、専門的な技術や作業員の確保が必要です。そのため、高所作業費が追加されます。また、クレーン車や高所作業車を使う際には、車両のレンタル費や運搬費が別途発生になることもあります。

室外機の設置場所が特殊な環境になる可能性がある場合は、現地調査の段階で詳細を伝え、追加費用の有無や概算金額について確認しておきましょう。

業務用エアコンに適した電源がない場合

業務用エアコンは、家庭用エアコンよりも多くの電力が必要です。単相200Vや三相200Vといった専用の電源が求められるケースがあります。設置場所に適切な電源設備がない場合には、電気工事が必要となり、追加費用が発生します。

工場によっては、電源設備自体は整っていても、設置場所まで電源が配線されていないこともあります。エアコンを設置予定の場所に適切な電源があるかをあらかじめ確認し、不足している場合はその旨を業者に伝えたうえで、電気工事費についても相談しておきましょう。

既存設備との入れ替えが必要な場合

古いエアコンから新しいエアコンに交換するとき、既存のエアコン撤去費用のほか、既存の配管や配線が新しいエアコンの規格に合わない場合があります。その際は、改修にも追加費用が発生する可能性があります。

スムーズな工事と予算管理のためにも、あらかじめ既存のエアコンの機種や設置状況をできるだけ詳しく伝え、撤去や改修にかかる費用を事前に確認しておきましょう。

まとめ

工場へのエアコン導入は、作業環境の改善や製品の品質維持、従業員の健康管理において欠かせない設備投資です。導入にあたっては、必要な機能や工場の環境、設置場所の制約などを総合的に考慮して、最適な機種を選びましょう。

正和工業のRENOXIA(リノシア)では、工場の規模や用途に応じた多様な空調システムを提案しています。工場の空調環境の見直しやエアコンの導入を検討中の方は、お気軽にご相談ください。

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